「経済」+「映画」で生まれた
『未来への経済論-映画で読み解く私たちの行方-』のお話です。

著者は三井物産戦略研究所の小村智宏氏。
2001年より未来経済研究所というサイトを主宰し、
産業、企業、人、遊び・・・様々な視点から
経済と未来について考えてきました。
その研究のひとつのカタチが
『未来への経済論-映画で読み解く私たちの行方-』
として刊行されました。
本書では合計36本の映画をもとに
これからの経済と私たちの未来を読み解きます。
映画の中にちりばめられた、
資本主義、市場経済、労働、政府、公共事業……、
これら経済のキーワードが私たちの未来を提示してくれます。

「経済」と「映画」、一見結びつかない2つの言葉。
しかし、経済の要素が登場する映画って以外に多いんです。
ここはひとつ、目次をすべて掲載しましょう。
【目次】
第一章 経済-社会的分業と市場メカニズム-
1 分業の深化と経済の複雑化 エデンの東
2 価格メカニズムと市場の役割 大逆転
3 「いちば」の情景 ローマの休日、太陽がいっぱい
4 通貨の条件 デリカテッセン
column 「映画と経済」vol.1 教材としての映画
第二章 仕事-「働く」ということの意味-
1 分業の光と影 モダン・タイムス
2 お金の稼ぎ方 ブルース・ブラザース、バットマン・ビギンズほか
3 「やりたい仕事」ができる幸せ 私をスキーに連れてって
4 失業という痛み 自転車泥棒、フル・モンティ
5 家庭と仕事と経済と クレイマー、クレイマー
column 「映画と経済」vol.2 映画の仕事
第三章 企業-生産活動の場、儲ける仕組み-
1 企業の本質と金融の役割 タッカー
2 企業の多面性 アパートの鍵貸しますほか
3 「企業」への不信感 ショーシャンクの空に
4 企業の存在意義 アザー・ピープルズ・マネーほか
5 株式市場の役割 ウォール街
column 「映画と経済」vol.3 映画で出会う芸術と産業
第四章 政府-公共事業と政府の役割-
1 公共事業の基本の基本 七人の侍
2 コミュニティによるコミュニティのための事業 素晴らしき哉、人生!
3 公共の利益と規制の役割 ショコラ
4 肥大化した政府の悪夢 未来世紀ブラジル
5 社会的合意形成の難しさ 真昼の決闘
column 「映画と経済」vol.4 プロパガンダとしての映画
第五章 進歩-「豊かさ」への道程-
1 分業は時空を超える ターミネーターほか
2 競争と経済発展 ユー・ガット・メール
3 三つの「豊かさ」 ジュラシック・パーク
4 価値としての「情報」 ディーバ
5 豊かさの形と進歩の原動力 プリティ・ウーマンほか
column 「映画」と「経済」vol.5 映画の「豊かさ」
第六章 未来-直面する難題-
1 人と自然と産業と もののけ姫
2 進歩を拒む勇気 刑事ジョン・ブック 目撃者
3 成功の呪縛 ゴッドファーザーPARTII
4 変質する「格差」の構図 メトロポリス、麗しのサブリナほか
5 未来の「私たち」へ ブレードランナー
column 「映画と経済」vol.6 映画は時代を超える
いかがですか?
映画が見たくなりましたか?
それとも『未来への経済論』を読んでみたくなっていただけましたか?
「経済」+「映画」で生まれた新しいカタチは
いまと未来を生きるための「実学としての経済」でした。
『未来への経済論』
小村智宏(三井物産戦略研究所)=著
A5変型判
228頁 オールカラー
定価:1995円